TRON PROJECT


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JTRON・CTRON・トロンHMI


JTRON

技術内容

ハイブリッドアプローチをとるシステムにおいて、Javaスレッドとリアルタイムタスクの協調動作を支援する機能、すなわち、Javaスレッドからリアルタイムカーネルを呼び出すためのインタフェースとリアルタイムタスク間の通信インタフェースを標準化したもの。

Java実行環境をITRON仕様OS上に実装し、JavaのGUI、ネットワーク機能とITRONのリアルタイム性、低オーバーヘッド等の利点を生かしたアーキテクチャを実現した。

仕様

1. 基本的なアーキテクチャ

  • Java実行環境をITRON仕様OS上に実装する
  • JavaのスレッドをITRONのタスクに対応させる
  • スケジューリング、同期・通信等の仕組みはITRON側が提供する

2. Javaプログラム―ITRONタスク間の通信方法

  • タイプ1
    • Java実行環境上のプログラムが、ITRON仕様OSの資源を操作する
  • タイプ2
    • Java実行環境とITRON仕様OS上のタスク間でオブジェクトを共有する
  • タイプ3
    • Java実行環境上のプログラムとITRON仕様OS上のタスク間で、ストリーム通信を行う
    • JTRON1.0仕様はタイプ1を規定、JTRON2.0仕様でタイプ2、3を追加規定

現時点では、Javaとネイティブ実行環境との新しいインタフェース(JNI)に対応したJTRON2.1仕様を公開している

CTRON

技術内容

情報通信ネットワークの交換処理、通信処理、情報処理に共通に適用できるOSインタフェース仕様。

成果と応用例

  1. 仕様書の発行
    1. 原典CTRON大系
    2. 新版原典CTRON大系
    3. Original CTRON Specification Series
  2. 応用例
    1. CTRON仕様に準拠したNTTのOS仕様「IROS」は、同社の広帯域ISDN向けOSの調達仕様となっている。
    2. PBX、デジタル多機能電話等に応用された実績がある。

現状と今後の展望

CTRONでの機種間移植実験の成果をT-Engineでのミドルウェア移植性向上検討に反映

トロンHMI

技術内容

トロンプロジェクトのゴールである「どこでもコンピュータ環境」を想定し、身のまわりのあらゆるところにあふれる電子機器に対して優れた操作性と安全性を提供するためのヒューマンマシンインタフェース(HMI)ガイドラインである。

成果

  1. 仕様書の発行
    1. トロン電脳生活ヒューマンインタフェース標準ハンドブック(1993年)
    2. 新版トロンヒューマンインタフェース標準ハンドブック(1996年)
  2. トロンHMI仕様をベースとした設計指針が2001年9月にIEC TR61997 "Guidelines for the user interfaces in multimedia equipment for general purpose use"として正式採択された。

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