1時間でわかる組込みリアルタイムOS


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Chap.5 タスク分けと優先度付けの応用事例


(5)ラウンドロビンの応用例

 主に計算処理を行うタスクの場合、実行を始めるとCPUの使用権を放棄しないので、いつまでも実行状態となってしまい、他のタスクが実行できなくなる場合があります。 例えば、前出のマルチファンクションプリンタの構成をとった場合、FAX復号化タスクが実行されている間、PostScript変換タスクは動作できなくなります。 (この2つのタスクは同一プライオリティとする)
以下にタスクの処理例を示します。


 FAXデコードタスクが一度メールボックスMBX1からメッセージを受け取ると、MBX1にメッセージ(FAX受信データ)がある限り、FAX復号化タスクが動作し続けます(RUNNING状態)。 このとき、プリンタデータがメールボックスMBX3に送られてきても、PostScript変換タスクは動作することができません。 そこで、適当なタイミングでrot_rdqサービスコールにより、レディキューの回転を行い、実行タスクの入れ替えを行います。 これにより、RUNNING状態のタスクが入れ替わり、PostScript変換タスクが動作します。




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