1時間でわかる組込みリアルタイムOS


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Chap.5 タスク分けと優先度付けの応用事例


(4)メールボックスを使用したタスク間通信の例(2)

 

 メールボックスを使用してデータの受け渡しを行っている場合、送られてくるデータのフォーマットさえ共通になっていれば、 前段の処理を意識することなく、メールボックスから受け取ったデータを処理することができます。

 例えば、ファクシミリをマルチファンクションプリンタに拡張する場合を考えます。

 ファクシミリのときは、FAX復号化タスクから印刷タスクにデータが送られるだけでしたが、ここにプリンタのデータ処理(PostScript変換処理)を行うタスクを作成し、ここから印刷タスクへメールボックスを通じて印刷データを送るような構成にします。
これにより、印刷タスクの構成を変更することなく、プリンタ機能が追加できます。

 プリンタの通信手段もLANであったり、USBであったりしますが、これらも、それぞれの受信タスクを作成し、メールボックスを通じてデータをPostScript変換タスクに送る構成にしておけば、PostScript変換タスクは通信手段を考慮する必要がなくなります。

 

 

 

 

 



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