1時間でわかる組込みリアルタイムOS


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Chap.3 リアルタイムOSのしくみ

(2)スケジューラが起動されるのはいつ?

 スケジューラは、タスクやハンドラからOSにサービスをコールするごとに起動されます。このOSに対して行なう要求のことをサービスコールと呼びます。サービスコールが発行されるとOSに制御が移り依頼されたサービスの機能処理を実行した後、スケジューラが次に実行すべきタスクを選択し、タスクの切り替え操作を行います。タスクの実行切り替えをタスクスイッチ、切り替え操作をディスパッチといいます。ディスパッチ後は切り替わったタスクにCPUの実行が移ります。元のタスクが再びディスパッチされた時に継続して実行できるように、必要なデータを保持しておきます。実行再開に必要なデータをコンテキストと呼びます。コンテキスト(context)とは、本来「文脈」を意味します。

 サービスコールはOSの機能提供に応じて数が異なります。サービスコールはC言語では関数コールによって呼び出されます。対象とするタスクや待ち時間などを関数の引数としてOSに渡します。

【サービスコールの例】
sta_tsk タスクの起動
ext_tsk 自タスクの終了
slp_tsk 起床待ちに移行
wup_tsk 起床待ちのタスクを起床

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