1時間でわかる組込みリアルタイムOS


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Chap.2 リアルタイムOSのメリット

(4)アプリケーションとハードウェア制御の分離

 近年、組込みシステムは、高機能化に伴い、アプリケーションプログラムが複雑化、大規模化しており、システムの検証に多くの時間を費やします。更には、組込みシステム製品自体の製品寿命が短命になってきており、タイムリーな市場投入が必要で開発期間が非常にタイトになってきています。このため、アプリケーションプログラムは短期間での開発、生産性の向上が必要になってきています。

 アプリケーションプログラムがハードウェアを直接制御すると、アプリケーションプログラムのハードウェア依存性が大きくなり、再利用性は低くなります。組込みリアルタイムOSを介してハードウェア制御を行なえば、アプリケーションプログラムのハードウェア依存性は小さくなり、アプリケーションプログラムの再利用性は高くなります。

 このように、リアルタイムOSによって、アプリケーションプログラムとハードウェア制御部を分離し、ハードウェア制御をリアルタイムOSが吸収することで、アプリケーションプログラムの再利用性や生産性の向上をねらうことができます。


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