トロン協会メールマガジン
Vol.217/2009年6月5日

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トロン協会全体/活動報告
「リアルタイムOSから見た組込みマルチコアに関する調査報告書」が完成
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トロン協会の次世代組込みRTOS調査ワーキンググループでは、昨年6月よりマルチコアに関する実態の把握、各社の計画・取組み・ニーズなどの調査を行なってきましたが、このたび調査結果を「リアルタイムOSから見た組込みマルチコアに関する調査報告書」としてまとめ、ITRON 仕様検討グループに提出しました。この報告書にはアンケート調査やヒアリング調査の結果とともに、それらに対する考察として、異種間OS通信や、ホモジニアスマルチコア対応μITRONなどに関して各種の提言が盛り込まれています。ITRON仕様検討グループでは、これを受け検討を行った結果、今後は、坂村プロジェクトリーダの指導とT-Engineフォーラムの協力のもと、ITRONをマルチコアで使う時の拡張機能について検討を進める予定としました。

この報告書は、去る6月3日開催の第21回通常総会において出席者に対し限定配布した後、7月下旬にトロン協会のWebページで公開する予定です。
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『組込みリアルタイムOS実技コース』開催報告
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〜ITRON入門編を5月28、29日に開催〜

トロン協会主催 第32回『組込みリアルタイムOS実技コース』を開催しました。
今回は初級者むけに、組込みリアルタイムOSを使用して組込みシステムのプログラム開発を行う手法を理解することを目的として、ITRONの基本機能の解説の後、μITRON4.0を使用してリアルタイムプログラムを作成する演習課題にとり組んでいただきました。

■□■ セミナープログラム ■□■

第一日目
午前
ユビキタスとリアルタイムOS概要
午後
μITRON 4.0の機能概要
プログラム演習-1
第二日目
午前
プログラム演習-2
午後
プログラム演習-3

<使用した開発環境> NECエレクトロニクス(株)製16ビットマイコン78K0R向け統合開発環境PM+と78K0R向けμITRON4.0仕様RTOS RX78K0R

講 師
トロン協会TRON教育普及グループ主査 越塚 登 (東京大学准教授)
トロン協会TRON教育普及グループ委員 濱本順由(NECエレクトロニクス(株))

今回の受講者は約半数が組込みシステムの開発経験者でした。また、それ以外の方もソフトの知識や開発経験の深い方々が多く、講義の理解度も高く、実習の進み方も大変スムーズでした。
質問事項についても、「セマフォの最大数を指定する目的は何か?」あるいは「割り込み処理の中でタスクを起床した場合に、実際にタスクが切り替わるタイミングはいつか?」というような、かなり高度な質問が多数ありました。
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TRON-SMPプロジェクトの成果の展示・実演(報告)
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第12回組込みシステム開発技術展(ESEC 会期:5月13日〜15日、会場:東京ビッグサイト)において、「情報家電用マルチメディアセキュアチップTRON-SMP(Secure Multimedia Processor)の研究開発」に関する成果の展示・実演が行われました。
独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が、半導体アプリケーションチッププロジェクトの成果を紹介するためESEC会場内に展示ブースを設け、このNEDO展示ブース内でTRON-SMPの展示を行ったものです。
展示パネルによるTRON-SMPの概要紹介と実機によるデモンストレーションにより、研究開発の成果が紹介されました。
今回のデモでは、課金をともなう動画像配信の様子について実演が行われたもので、TRON-SMPを用いて高度な耐タンパ性と強固なセキュリティを実現するものです。
TRON-SMPプロジェクトは、平成17年度から19年度までの3カ年をかけて研究開発が実施されましたが、すでに研究期間内にチップ、配信サーバ、コンテンツ視聴端末を開発して技術の実証を行い、実用化に見通しをつけています。
当協会では、今後のデジタルコンテンツ配信の進展に貢献するため、引き続きTRON-SMPプロジェクトの成果の普及を積極的に進め、実用化に向けた支援を行うこととしています。

※TRON-SMPプロジェクトの詳細については、本誌 Vol.200/2008年9月19日号[http://www.assoc.tron.org/jpn/mailmagazine/issues/200/#b]をご参照ください。

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製品紹介
シャープのAQUOSフォトプレーヤーに、ソフトウェアプラットフォーム「eCROS」が採用
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シャープ株式会社様のAQUOSフォトプレーヤーに、イーソルのμITRONベースソフトウェアプラットフォーム「eCROS」が採用されました。eCROSの採用により、競争力の源となる上位のアプリケーション開発への注力を可能にし、短期間かつ低コストで高品質なソフトウェア開発の実現に寄与しました。このたび採用されたのは、「HN-PP100」および「HN-PP150」です。

eCROSは、T-KernelまたはITRONから選択できるリアルタイムOS、開発ツール、各種ミドルウェア、プロフェッショナルサービスの4つの要素から構成される、統合化されたソフトウェアプラットフォームです。システムのニーズにあわせて、リアルタイムOSを中心に必要なソフトウェアやサービスを取捨選択し、システムに最適なオリジナルのソフトウェアプラットフォームを構築できます。
インテグレーションや動作検証があらかじめ済んでいるため、アプリケーション開発に集中することができます。さらにポーティングやカスタマイズ、受託開発を含むプロフェッショナルサービスを利用することで、ソフトウェアプラットフォームの構築やチューニングの作業を省略できます。

http://www.esol.co.jp/embedded/successstory.html#aquos_pp
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T-Engine&ユビキタスID・ネット連動リアルタイムマガジン『TRONWARE VOL.117』6月5日発売
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『TRONWARE VOL.117』(6月5日発売、パーソナルメディア刊)では、ユビキタス・コンピューティングの重要な一角を担うucodeタグを特集しています。ucodeタグの認定基準、申請方法の解説、続々登場するucodeタグの紹介とucode活用最新事例を通じて、ucodeがどのようなものであるかを実感できる内容となっています。T-Engineについては、3月24日付で改定されたT-Licenseの解説や各社のT-Engineの最新情報を掲載しています。またweb連動記事では、「ユビキタス空間情報社会基盤の構築」シンポジウムの詳細レポートをご覧いただけます。

ucodeとT-Engineへの取り組みに、ネット連動リアルタイムマガジン『TRONWARE VOL.117』をぜひお役立てください。

『TRONWARE VOL.117』の詳しい内容はこちらをご覧ください。
http://www.personal-media.co.jp/book/tw/tw_index/258.html


▼主な内容

  • プロジェクトリーダーから
  • 特集 最新ucode認定タグ
  • uIDに対する取り組み
  • 通年運用開始!東京都庁の展望室ユビキタスガイド
  • 上野動物園「動物情報サービス」に新たなコース
  • ucodeを使ってリアルタイムに“情物一致”
  • 建設現場で情報共有「建設共通パスシステム」
  • ucodeを利用した「住宅履歴情報管理システム」
  • 最大の課題は“プライバシー”か? 「ユビキタス空間情報社会基盤の構築」シンポジウム
  • T-Licenseが改定
  • T-Engineに対する取り組み
    ...ほか
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