トロン協会メールマガジン
Vol.188/2008年3月21日

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トロン協会全体/活動報告
平成20年度事業計画
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さる2月26日に開催された当協会の第88回理事会において、平成20年度事業計画書が議決されました。平成20年度においては、T-Engineフォーラムとより蜜に協力してトロンプロジェクトを一層盛り上げ、日本のユビキタスインフラの標準化を推進し、世界に発信するための活動を行います。
平成20年度の重点事業は下記のとおりです。

■ITRON・T-Kernelに関する今日的課題のニーズ調査
日本国内で過半数のリアルタイムOSのシェアを持ち、アジアを中心に急拡大しているITRON・T-Kernelをより強固なものとし、標準化を一層推進するため、マルチコアやセキュリティ保護などの今日的課題について、リアルタイムOSユーザを対象に必要追加機能に関するニーズ調査を実施します。

■リアルタイムOS技術者育成の拡充
当協会では、ITRON・T-Kernel の実技教育コースを17年度から開始し、年間70〜80名の技術者教育を実施しています。20年度においては、ご要望の多い「中級コース」の開設に向け準備を進めます。また、昨年のトロンショウにおいて試行された「TRONエンジニア試験」についても、T-Engineフォーラムと協力して推進していきます。

■多文字に対応するTRONコードの応用推進
パソコンでサポートされない「外字」などを統一的に扱うことができる「TRON文字コード」の普及を推進します。印刷業界や、公的機関での適用について、関係者間で協議を行い、普及のために必要な標準化活動やツールの開発について検討を行います。

■トロンプロジェクトの強化
トロンプロジェクトを一層盛り上げるため、活動形態・組織の効果的なあり方などについて、T-Engineフォーラムと共同で検討を行います。


「ユビキタスと多様な文化」シンポジウム参加報告
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去る3月5日東京大学安田講堂において、21世紀COE「次世代ユビキタス情報社会基盤の形成」第16回シンポジウムが、凸版印刷(株)による「ユビキタス情報社会基盤学寄附講座」の開設記念を兼ね「ユビキタスと多様な文化」というテーマで開催されました。

坂村健・東京大学教授による基調講演では、インターネットに代表される従来のデジタル情報処理技術が、文化をグローバル化・均質化へ向かわせたのに対し、人々の生活により密着して使われるユビキタスコンピューティング技術は、文化のローカル化・多様化を指向しているとし、コンピュータが扱う「文字」を例に解説されました。現在のコンピュータが、アルファベットにより文章を表現するラテン文字系の文化に基づいて技術体系が確立されているのに対し、東アジアでは、漢字という数万から数十万個の文字の組み合わせによって文章を表現するので、東アジアの文献を正確にデジタル化しようとすれば、現在のコンピュータでは扱えず、新たな多文字を扱うコンピュータ体系が必要となることを述べられ、坂村教授らが開発した150万文字が扱えるTRON多文字環境と38万文字(約13万文字×3書体)の漢字から構成されるT書体フォントや、パソコン以外の環境でも多文字が扱えるフォントトレーサビリティシステムなどを紹介されました。

青木保文化庁長官による記念特別講演「グローバル化・情報化と文化の多様性の擁護」では、文化の問題を避けては人間に未来はないという問題意識が情報化の中でもっと真剣に受け止められるべきであり、特に「遅く来る情報」の重要性を指摘されました。

その後、パネルセッションが、パネリスト青木文化庁長官、樺山紘一・印刷博物館館長、コーディネータ坂村教授により行なわれ、多様な情報を収集・整理・翻訳して人々に提供する能力である「編集知」がユビキタス時代に益々重要となることや、国際文化交流の面からみた大学のありかたなどについて議論が行われました。





お知らせ
事務所移転のお知らせ(社団法人トロン協会)
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このたび、当協会事務所を下記の通り移転いたしました。
これを機に、トロンプロジェクトの推進について、より一層の努力をいたす所存でございますので、今後とも倍旧のご支援・ご鞭撻を賜りますよう、お願い申し上げます。


移転先住所
〒108-0073
東京都港区三田3-7-16
御田八幡ビル5階・502
電話:03-3454-3191(従来通りです)
FAX:03-3454-3224(従来通りです)

セミナー開催案内 トロン協会主催 第20回『組込み型リアルタイムOS実技コース』/μITRON
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〜組込み型リアルタイムOSの解説とμITRONによるプログラミング実習〜

入門者むけの2日間コースです
受講申し込み受付中!

組込みリアルタイムOSの基礎を学んだ後、μITRONを使用して組込みリアルタイムプログラムを作成する演習を行います。

前回のセミナー風景

◆ 開催日:
2008年3月 27日(木)〜28日(金)[2日間](10時〜16時30分)
◆ 会  場:
YRPユビキタスネットワーキング研究所 6階
(〒141-0031 東京都品川区西五反田2-20-1 第28興和ビル)アクセス
◆ 予定講師:
東京大学准教授 越塚 登 (トロン協会 TRON教育・普及グループ 主査)
(株)グレープシステム 宮下光明 (トロン協会 TRON教育・普及グループ 委員)
◆ セミナー概要:
携帯電話やデジタルスチルカメラ、自動車のエンジン制御などの機器に組込まれてリアルタイム制御を行う『組込みシステム』分野でデファクトスタンダードとなっているITRONとT-Kernelに共通するリアルタイムOSの基本機能を解説します。
次に、ITRONによるプログラミングスタイルを理解することを目的として、シミュレーター上でμITRON4.0を使用し、その主要機能を使ってプログラム作成の演習を行います。

   -予定内容-
■ ユビキタスと組込みリアルタイムOS概要
■ μITRON4.0の基本機能の解説
■ プログラミング演習
 ・ タスクスケジューリングと優先度
 ・ 同期・通信機能
 ・ メモリプール管理機能
 ・ 時間管理機能
 ・ 総合演習
◆ 主な対象者:
・組込みシステムの開発に携わっている方、あるいは今後、携わりたいと考えていらっしゃる方
・組込みリアルタイムOSに興味をお持ちの方
・OSの基本的な知識とC言語の知識を有していることが望ましい
◆ 受講料:
一般・・・47,000円
トロン協会またはT-Engineフォーラム、JASA会員会社所属の方・・・40,000円

(ITRON仕様書、テキスト代金を含む)
◆ 定  員 :
10名(定員になり次第、お申し込み受付を終了致します)
◆ 詳細案内・参加お申し込み:
トロン協会ホームページ http://www.assoc.tron.org/jpn/index.htmlをご覧ください。
◆ お問い合わせ先:
(社)トロン協会 info@assoc.tron.org/TEL:(03)3454-3191

セミナー開催案内 トロン協会主催 第21回『組込み型リアルタイムOS実技コース』/T-Kernel
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〜組込み型リアルタイムOSの解説とT-Kernelによるプログラミング実習〜

入門者むけ 少人数制 実習セミナー 2日間コース
受講申込み受付開始!

トロン系リアルタイムOSの基礎を学んだ後、リアルタイムOS、T-Kernelと標準開発プラットフォーム、T-Engineを使用して、組込みリアルタイムプログラムを作成する演習を行います。

前回のセミナー風景

◆ 開催日:
2008年4月17日(木)〜18日(金)[2日間](10時〜16時30分)
◆ 会  場:
YRPユビキタスネットワーキング研究所 6階
(〒141-0031 東京都品川区西五反田2-20-1 第28興和ビル)アクセス
◆ 予定講師:
東京大学准教授 越塚 登(トロン協会 TRON教育・普及グループ 主査)
イーソル(株) 久保 裕介(トロン協会 TRON教育・普及グループ 委員)
◆ セミナー概要:
ユビキタス時代に向けてITRONから進化したT-Kernel (eT-Kernel)と、その標準開発プラットフォームであるT-Engineを使用して、組込みシステムのソフト開発を行う手法を解説するとともに、実機上でリアルタイムOS『T-Kernel』の機能を使用してプログラムを作成する演習を行い、リアルタイムOSを用いたプログラミングスタイルと開発手法を学んでいただききます。

   -予定内容-
□ ユビキタスと組込みリアルタイムOS概要
□ T-Kernel 基本機能の解説
□ T-EngineとT-Kernelを使ったリアルタイムプログラミング実習
 ・開発環境の使用方法
 ・サンプルプログラム
 ・プログラム作成演習
◆ 主な対象者:
・組込みシステムの開発に携わっている方、あるいは今後、携わりたいと考えていらっしゃる方
・組込みリアルタイムOSに興味をお持ちの方
・OSの基本的な知識とC言語の知識を有していることが望ましい
◆ 受講料:
一般・・・47,000円
トロン協会またはT-Engineフォーラム、JASA会員会社所属の方・・・40,000円

(T-Kernel標準ハンドブック・講義テキスト代金を含みます)
◆ 定  員 :
10名(定員になり次第、お申し込み受付を終了致します)
◆ 詳細案内・参加お申し込み:
こちらをご覧ください。
◆ お問い合わせ先:
(社)トロン協会 info@assoc.tron.org/TEL:(03)3454-3191




製品紹介
μITRON仕様OSを採用したパナソニックのHD対応デジタルビデオカメラ「HDC-HS9」
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松下電器産業(株)のHDC-HS9は、「新開発UniPhier(ユニフィエ)システムLSI」により、MPEG-4 AVC/H.264の新コーデック技術の採用とLSIの集約を実現、高画質とコンパクトデザインに更なる磨きをかけました。また、ハイビジョン用に開発したテルニオン 3CCD HDにより、被写体の持つ見たままの自然な色合いと映像の繊細さを実現しました。
顔を見つけてキレイに撮れる「おまかせ顔認識」モード、撮影中の失敗しそうな時にお知らせする「おまかせナビ」及びHD高速連写や24Pデジタルシネマなどこだわりの撮影を実現する各種機能への実現にμITRON 準拠の組込み OS が貢献しています。

http://panasonic.jp/dvc/hs9/index.html

グレープシステムの「Fusion CIFS」
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Fusion CIFS (Common Internet File System) は、組み込み機器がフル機能のクライアントやサーバ、あるいは LAN 、WAN 上でファイルを共有するシステムを実現するための効率的な手段を提供します。μITRON に対応しており、Fusionネットワークスタック、WinSock、BSD ソケット等の API 上で動作させることができます。CIFS は、SMB (Server Message Block) ネットワークプロトコルに基づいており、インターネットオーサリングやファイル共有の適応性を高めることで、主要なファイル共有プロトコルになりました。ハイレベルの API を使用して、簡単に他のファイル共有システムにアクセスすることができます。バックグラウンドでNetBiosを使って他の CIFS やSamba クライアント・サーバに接続し、ファイルやディレクトリにフルアクセス機能を提供します。

http://www.grape.co.jp/fusion/fusion_cifs.html



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