トロン協会メールマガジン
Vol.185/2008年2月8日

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トロン協会全体/活動報告
『組込み型リアルタイムOS実技コース』開催報告
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トロン協会主催 第18回『組込み型リアルタイムOS実技コース』を1月24日、25日に開催しました。
組込みシステムのリアルタイムプログラムを開発する手法を理解することを目的として、今回はμITRON 4.0の機能を使用して実時間制御プログラムを作成する演習課題にとり組んでいただきました。

■□■ セミナープログラム ■□■

第一日目 
午前
ユビキタスとリアルタイムOS概要
東京大学 越塚 登
午後
μITRON 4.0の機能概要とプログラム演習(1)
富士通 (株) 石井勇治、阿部信子
第二日目 
午前
プログラム演習(2)
富士通 (株) 石井勇治、阿部信子
午後
プログラム演習(3)
富士通 (株) 石井勇治、阿部信子


<使用した開発環境>
富士通(株)製マイコン、FRファミリ向け統合開発環境SoftuneとFR向けμITRON4.0仕様のRTOS、REALOS/FR Spec.4

今回の参加者は、ほぼ全員が組込みシステムの開発に携わっている中堅以上の技術者の方々でしたが、OSを使用してシステムの開発を行っている方は少数でした。今後の業務でITRON仕様OSを導入するために今回のセミナーに参加された方が多くいらっしゃいました。
C言語や組込みシステムに関しての経験が豊富な方が多く、かなり専門的あるいは実践的な質問が多く出されました。

尚、次回の『組込み型リアルタイムOS実技コース』は2月21・22日に開催いたします。お早めにお申込み下さい。お申し込みはこちらから




TRONSHOW2008シアターセッション開催報告(2)
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前号に引き続き、昨年12月14日TRONSHOW2008最終日にトロン協会が行なったセミナーの概要を紹介します。本号では、ITRON仕様検討グループの発表と、トロン協会会員会社によるトロン仕様関連製品紹介について概要を掲載します。

■ITRON仕様検討グループ
ITRON仕様検討グループでは、ITRON仕様に関する技術的検討と情報発信を行っています。今回の発表では、(1)μITRON4.0仕様の最新情報としてVer.4.03.01の解説と(2)今後発刊を予定している「ITRON・T-Kernelプログラミングガイドブック」についての紹介を中心として活動状況を報告しました。
この「ITRON・T-Kernelプログラミングガイドブック」は組込みシステムの開発に携わる技術者が、より実践的にITRON仕様OSあるいはT-Kernelを使用できるようになることを目的として、主要ベンダーが製品化しているITRON仕様OSやT-Kernel上で実際に動作する、豊富で実用的なプログラム例や使用例を収録する予定です。ITRONとT-Kernelの仕様の理解だけでなく、実践的な利用技術の習得に最適な内容にする計画です。
■トロン仕様関連製品の紹介
トロン協会の会員会社3社が各社の製品や事業の紹介を行ないました。

株式会社ガイア・システム・ソリューション
「ユビキタス社会におけるガイアの事業展開と貢献について」という演題で、同社が展開する4事業=(1)開発環境事業(超高速システムシミュレータ「CoMET/METeor」等の販売・サポート)、(2)開発支援事業(開発プロセス構築、上流設計支援)、(3)人材育成事業(スキルアセスメント、教育・研修)、(4)機能安全事業(規格適合支援、リスク分析支援)を紹介しました。

株式会社グレープシステム
対称型マルチプロセッサ(SMP)向けのμITRON「ThreadX-μITRON/SMP」について紹介しました。「ThreadX-μITRON/SMP」は、マルチプロセッサを意識させない一般的なμITRONプログラミングが可能でありながら、高性能で低消費電力というマルチプロセッサのメリットを最大限に引き出せるOSであることを解説しました。

パーソナルメディア株式会社
同社のT-Engine・T-Kernel、超漢字関連製品について紹介を行ないました。新製品の「T-Kernel/x86開発キット」は、市販のPC/AT互換ボード等を使って手軽にT-Kernelベースの組込みシステムを構築したいというユーザの要望に応えた製品で、パッケージにはOS本体のほか、T-Kernel Extension、グラフィック、TCP/IPなどのミドルウェア、ドライバ、開発環境などが含まれています。


TRON技術者認定試験
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各種調査によると、現在、国内の組込みシステム技術者が不足していると考えられています。
一方、組込みソフトウェアには短期間で品質の高いソフトウェアを開発することが要求されています。業界では技術者不足を補うため組込みソフトウェアの開発委託等が行われていますが、この際にはソフトウェアの一定の品質を確保することが重要であり、このためには、組込みシステム技術者の知識や技術力、経験等について測定し、各々のスキルを客観的に判定する仕組み作りが求められています。
こうした背景から、当協会とT-Engineフォーラムでは、ITRON、T-kernel等のトロンアーキテクチャを使った組込みシステムに関する知識や技術力をはじめとして、全般的な組込みシステム開発の技術力を認定することを目的に、トロン技術者認定試験制度を設立しました。このトロン技術者認定試験は次年度から実施することとしており、現在準備を進めています。
TRON技術者認定試験の本試験実施に先立ち、昨年12月に開催したTRONSHOW2008の会場内にて模擬試験を実施しました。本模擬試験では、第1区分「組込みリアルタイム基礎知識」と第2区分「ソフトウェア開発知識」に関する試験問題についてCBT(Computer Based Test)方式で計5回にわたって行われ、約60名の方々が受験されました。



お知らせ
セミナー開催案内 トロン協会主催 第19回『組込み型リアルタイムOS実技コース』
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〜組込み型リアルタイムOSの解説とT-Kernelによるプログラミング実習〜

入門者むけ 少人数制 実習セミナー 2日間コース
受講申込み受付中!

トロン系リアルタイムOSの基礎を学んだ後、リアルタイムOS、T-Kernelと標準開発プラットフォーム、T-Engineを使用して、組込みリアルタイムプログラムを作成する演習を行います。

前回のセミナー風景

◆ 開催日:
2008年2月21日(木)〜22日(金)[2日間](10時〜16時30分)
◆ 会  場:
社団法人 トロン協会 (東京都港区三田1-3-39 勝田ビル)アクセスMAP
◆ 予定講師:
東京大学准教授 越塚 登(トロン協会 TRON教育・普及グループ 主査)
イーソル(株) 久保 裕介(トロン協会 TRON教育・普及グループ 委員)
◆ セミナー概要:
ユビキタス時代に向けてITRONから進化したT-Kernel (eT-Kernel)と、その標準開発プラットフォームであるT-Engineを使用して、組込みシステムのソフト開発を行う手法を解説するとともに、実機上でリアルタイムOS『T-Kernel』の機能を使用してプログラムを作成する演習を行い、リアルタイムOSを用いたプログラミングスタイルと開発手法を学んでいただききます。

−予定内容−
□ ユビキタスと組込みリアルタイムOS概要
□ T-Kernel 基本機能の解説
□ T-EngineとT-Kernelを使ったリアルタイムプログラミング実習
 ・開発環境の使用方法
 ・サンプルプログラム
 ・プログラム作成演習
◆ 主な対象者:
・組込みシステムの開発に携わっている方、あるいは今後、携わりたいと考えていらっしゃる方
・組込みリアルタイムOSに興味をお持ちの方
・OSの基本的な知識とC言語の知識を有していることが望ましい
◆ 受講料:
一 般・・・47,000円
トロン協会またはT-Engineフォーラム、JASA会員会社所属の方・・・40,000円
(T-Kernel標準ハンドブック・μITRON4.0仕様書・講義テキスト代金を含みます)
◆ 定  員 :
10名(定員になり次第、お申し込み受付を終了致します)
◆ 詳細案内・参加お申し込み:
こちらをご覧ください。
◆ お問い合わせ先:
(社)トロン協会 info@assoc.tron.org/TEL:(03)3454-3191




製品紹介
NECエレクトロニクスの「ナビエンジン(R)」によるマルチコアT-Kernelの実現と開発環境の整備
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カーナビに代表される組み込み機器では、急激な高機能化と組み込み特有の低消費電力やリアルタイム性能といった要求の両立が求められている。これらの要求に応えるマイコン技術として、マルチコア化が求められて久しい。NECではマルチコア技術にいち早く取り組み、さまざまな製品を開発・製品化してきた。今回、とくにSMP(対称型マルチコア)技術をカーナビ向けマイコンとして世界で初めて実現したSoCとして「ナビエンジン(R)」を開発・発表した。「ナビエンジン(R)」ではTRONの技術のマルチコア対応も積極的にサポートしており、マルチコアT-Kernelの開発環境としてT-Engine開発環境を準備・提供している。

http://www.necel.com/applications/ja/common/
automotive/naviengine/index.html




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