トロン協会メールマガジン
Vol.183/2008年1月10日

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トロン協会全体/活動報告
謹賀新年(坂村健)
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われわれがユビキタス・コンピューティング実現の要として考えているのがucode(ユーコード)です。ucodeは物品に付ける応用については「全世界共通の製造番号」、場所に付ける応用については「超精密郵便番号」と考えていただくといいかもしれません。しかし、さらにいえば、物品にも場所にも何にでもコンピュータが見分ける必要のあるモノには対象を限定せずに付けられる——まさにユビキタスでユニバーサルな識別番号である点が重要なポイントです。

少子高齢化の進む日本の活力を維持するためには、社会プロセスの効率化が待ったなし。しかし組織を超えた効率化には共通インフラが必要です。公共財としての識別番号——それがucode。ユビキタス・コンピューティング実現のためには技術も重要ですが、それ以上にそういう目新しいコンセプトを多くの人に理解してもらうことが大きな課題であり、実証実験の積み重ねによって、それが徐々に理解していただけるようになってきたと最近実感しています。情報技術の変化は早くても、社会インフラの構築は長く続けていくことが大事。今後とも継続して努力を重ねていきたいと思っています。

なにとぞ本年も変わらぬご支援をよろしくお願いいたします。


坂村健
TRONプロジェクトリーダ/東京大学教授






新年の挨拶(稲吉秀夫)
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新年明けましておめでとうございます。旧年中は大変お世話になりまことにありがとうございました。本年も引き続き、ご支援、ご協力を宜しくお願い申し上げます。
私どもは、坂村教授のトロンコンピュータシステムの普及、啓発、標準化を進める団体であり、昨年はITRON最新仕様書の英文版を発行したり、米国のエンジニアから仕様書の記述上の指摘を受けて仕様書を補正するなど質の高い仕様書の維持と一層のレベルの向上を図っています。またOSの実技教育を約60名の申込者に対し実施し、OSを理解し使うことができるエンジニアの育成に力を入れて参りました。一方、世界の多文字を研究するグループでは、社団法人印刷技術協会殿にて講演を行い、パソコンでサポートされない外字をTRON文字コードにより系統的に管理する方法の提案などを行いました。
今年は、ITON/T-Kernelのガイドブックの発刊、100名を目標にしたITRON/T-Kernel OSの実習教育と、もう一つ上のレベルの中級教育の開始などにより、組込みソフトエンジニアの量と質の拡大を図ります。また、貴重な財産となっているTRON文字コードの具体的応用例検討などの活動を行うとともに、サービス向上の一環として始めた、このメールマガジンも皆様に一層お役に立つものにすべく、質の高い情報をタイムリーに発信していきたいと考えております。
今後とも、T-Engine Forum との連携を一層強め、トロンプロジェクト全体を盛り上げて参ります。日本の強みである組込みシステムを更に強化し、アジアを中心に世界に貢献しつつ、皆様の事業に少しでもお役に立ちたいと願っております。
本年が皆様にとってよりよい年であることを祈念致し挨拶とさせて頂きます。


稲吉秀夫
社団法人トロン協会専務理事





お知らせ
セミナー開催案内 トロン協会主催 第18回『組込み型リアルタイムOS実技コース』
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入門者むけ2日間コースです
受講申し込み受付中!

組込みリアルタイムOSの基礎を学んだ後、μITRONを使用して組込みリアルタイムプログラムを作成する演習を行います。
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前回のセミナー風景

◆ 開催日:
2008年 1月 24日(木)〜25日(金)[2日間](10時〜16時30分)
◆ 会  場:
社団法人 トロン協会 (東京都港区三田1-3-39 勝田ビル)アクセスMAP
◆ 予定講師:
東京大学 准教授 越塚 登 (トロン協会 TRON教育・普及グループ 主査)
富士通(株)石井 勇治 (トロン協会 TRON教育・普及グループ 委員)
富士通(株)阿部 信子 (トロン協会 TRON教育・普及グループ 委員)
◆ セミナー概要:
携帯電話やデジタルスチルカメラ、自動車のエンジン制御などの機器に組込まれてリアルタイム制御を行う「組込みシステム」分野でデファクトスタンダードとなっている ITRONとT-Kernelに共通するリアルタイムOSの基本機能を解説します。
次に、ITRONのプログラミングスタイルを理解することを目的として、シミュレーター上でμITRON 4.0を使用し、その主要機能を使ってプログラミングの実習を行います。

−予定内容−
●ユビキタスと組込みリアルタイムOS概要
●μITRON4.0の基本機能の解説
●プログラミング演習(1)〜プログラミング演習(3)
◆ 主な対象者:
組込みシステムの開発に携わっている方、あるいは今後、携わりたいと考えていらっしゃる方
組込みリアルタイムOSに興味をお持ちの方
OSの基本的な知識とC言語の知識を有していることが望ましい
◆ 受講料:
(ITRON仕様書、テキスト代金を含む)
一 般・・・47,000円
トロン協会またはT-Engineフォーラム、JASA会員会社所属の方・・・40,000円
◆ 定  員 :
10名(定員になり次第、お申し込み受付を終了致します)
◆ 詳細案内・参加お申し込み:
トロン協会ホームページをご覧ください。
◆ お問い合わせ先:
(社)トロン協会 info@assoc.tron.org/TEL:(03)3454-3191




製品紹介
ヤマハのホームシアター向けフラグシップAVアンプにμITRON仕様OSが採用
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ヤマハ(株)のDSP(デジタル・サウンドフィールド・プロセッサ)AVアンプ「DSP-Z11」は、ホームシアターにおける音声と映像のさらなる高密度化と高精細化という新たな流れを先取りし、フラグシップAVアンプとしての高音質と空間表現を備えたHD時代の最高級AVセンターです。臨場感の極点を目指すヤマハオリジナル3次元音場処理、HDMI1.3a 入出力、ビデオプロセッシング、ネットワーク等の様々な先進機能の実現にμITRON 準拠の組込み OS が貢献しています。

http://www.yamaha.co.jp/product/av/topics/z11/index.html
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