トロン協会メールマガジン
Vol.182/2007年12月26日

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トロン協会全体/活動報告
TRONSHOW2008開催報告
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トロン協会とT-Engineフォーラムは、さる12月12日から14日まで東京国際フォーラム(有楽町)においてTRONSHOW2008を開催しました。
TRONSHOWは、トロンプロジェクトの進捗状況と最新の成果を一堂に会してご紹介するため毎年この時期に開催するもので、T-Engineプロジェクトの活動成果を中心とした「次世代リアルタイムシステム技術展」とユビキタスID技術の研究成果に基づく「ユビキタス・コンピューティング国際シンポジウム」の2つの展示会を併催し、国内外の64の出展者から展示・実演が行われました。
TRONSHOWのカンファレンスでのセッションとしては、基調講演をはじめ、特別パネルセッション「u-City(ユビキタス都市)」、「200年住宅」、「組込み開発最前線」などが行われました。この基調講演では、坂村健プロジェクトリーダ(東京大学教授)が「TRON Project 2008」と題して、TRON、T-Engine、ユビキタスIDの各プロジェクトに関する2007年の活動成果並びに2008年における取組みと展望について講演を行いました。
また、当協会とT-Engineフォーラムでは、ITRON、T-kernel等の組込みリアルタイムOSを使いこなし、組込みリアルタイムシステムのソフトウェアを実践的に開発する能力を認定するため、来年度から新たにTRON技術者認定試験を実施する予定ですが、本試験実施に先立ち会場内にて模擬試験を行いました。模擬試験は計5回にわたって行われ、約60名の方々が受講されました。
なお、併せて、12月15日にはTRONイネーブルウェアシンポジウム「TEPS2008」が、「『場所情報システムのユニバーサルデザイン』〜自律移動支援に求められるサービス・実験結果の検証〜」とのテーマで開催されました。
TRONSHOWの会期中の来場者は11,258人(TEPS2008参加者数:313人含む)にのぼり、また、増田総務大臣はじめ、多くの政府・関係各機関の要人が視察に訪れるなど、盛会理に終了しました。

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向かって左から開会のテープカットを行う秋草直之(社団法人トロン協会会長・富士通株式会社代表取締役会長)、坂村健(東京大学教授)、亀井久興(衆議院議員)、鈴木康雄(総務省 総務審議官)春田謙(国土交通省 国土交通審議官)

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坂村健プロジェクトリーダの基調講演

写真3
展示を見学される山本経済産業大臣政務官

TRONSHOW2008ーシアターセッションで活動を紹介
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12月14日午後、出展者セミナー会場においてトロン協会のシアターセッションを開催し、当協会各グループの活動内容と会員会社のTRON関連製品の紹介を行った。発表グループ(または発表社)と内容は以下のとおり。

■ TRON多文字グループ
TRON文字コード、Windows上で使用できる「超漢字検索」、外字検索システム

■ TRON教育・普及グループ
RTOS教育カリキュラム開発と技術セミナー開催の状況、TRON技術者認定試験

■ ITRON仕様検討グループ
μITRON4.0仕様の最新版ver.4.03及び4.03.01の内容、ITRONとT-Kernelによるプログラミンガイドブックの発刊計画

■ トロン関連製品紹介
(株)ガイヤ・システム・ソリューション、(株)グレープシステム、パーソナルメディア (株)

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TRONSHOW2008ートロン協会ブース出展報告
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TRONSHOW2008トロン協会ブースでは、各グループの活動紹介、来場者への「ITRON仕様に新たに求める機能」調査の実施、会員会社によるトロン関連製品紹介を行いました。会員会社による展示の概要は次の通りです。

■株式会社グレープシステム
グレープシステムのUSBオーディオソリューション(オーディオ製品に必要なミドルウェア群とThreadX-μITRON)についてのパネル展示

■横河ディジタルコンピュータ株式会社
大規模ソフトウェアの挙動を可視化し、24時間に1回発生する再現性の乏しい不具合を捉える品質性能測定ツール「TRQer(トラッカー)」のデモ展示

■ジェネシス株式会社
新しいバーコード体系により、コードを漢字(多文字)に変換、表示する「漢字バーコードリーダー」のデモ展示

■株式会社ガイア・システム・ソリューション
ガイア・システム・ソリューションが展開する4事業「開発環境」「開発支援」「人材育成」「機能安全」についてのパネル展示

■データテクノロジー株式会社
μITRON・T-Kernel対応のミドルウェアパッケージシリーズ「Cente」のTCP/IPおよびFileSystemを搭載した無線LANソリューションのデモ展示
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お知らせ
セミナー開催案内 トロン協会主催 第18回『組込み型リアルタイムOS実技コース』
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入門者むけ2日間コースです
受講申し込み受付中!

組込みリアルタイムOSの基礎を学んだ後、μITRONを使用して組込みリアルタイムプログラムを作成する演習を行います。
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前回のセミナー風景

◆ 開催日:
2008年 1月 24日(木)〜25日(金)[2日間](10時〜16時30分)
◆ 会  場:
社団法人 トロン協会 (東京都港区三田1-3-39 勝田ビル)アクセスMAP
◆ 予定講師:
東京大学 准教授 越塚 登 (トロン協会 TRON教育・普及グループ 主査)
富士通(株)石井 勇治 (トロン協会 TRON教育・普及グループ 委員)
富士通(株)阿部 信子 (トロン協会 TRON教育・普及グループ 委員)
◆ セミナー概要:
携帯電話やデジタルスチルカメラ、自動車のエンジン制御などの機器に組込まれてリアルタイム制御を行う「組込みシステム」分野でデファクトスタンダードとなっている ITRONとT-Kernelに共通するリアルタイムOSの基本機能を解説します。
次に、ITRONのプログラミングスタイルを理解することを目的として、シミュレーター上でμITRON 4.0を使用し、その主要機能を使ってプログラミングの実習を行います。

−予定内容−
●ユビキタスと組込みリアルタイムOS概要
●μITRON4.0の基本機能の解説
●プログラミング演習(1)〜プログラミング演習(3)
◆ 主な対象者:
組込みシステムの開発に携わっている方、あるいは今後、携わりたいと考えていらっしゃる方
組込みリアルタイムOSに興味をお持ちの方
OSの基本的な知識とC言語の知識を有していることが望ましい
◆ 受講料:
(ITRON仕様書、テキスト代金を含む)
一 般・・・47,000円
トロン協会またはT-Engineフォーラム、JASA会員会社所属の方・・・40,000円
◆ 定  員 :
10名(定員になり次第、お申し込み受付を終了致します)
◆ 詳細案内・参加お申し込み:
トロン協会ホームページをご覧ください。
◆ お問い合わせ先:
(社)トロン協会 info@assoc.tron.org/TEL:(03)3454-3191




製品紹介
NECエレクトロニクスV850マイクロコントローラ用「μT-Kernel」パッチ
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T-Engineフォーラムが開発した小規模マイコン向けの次世代OS「μT-Kernel」のソースコードが、NECエレクトロニクスの32ビット・マイクロコントローラ「V850」に対応し、「μT-Kernel V850用パッチ」として一般公開されました。このパッチにはμT-Engine/V850E-MA3開発キット(パーソナルメディア株式会社)とTK-850/JG2評価キット(株式会社アプリケーション)の2種類のハードウェアに対応したものが含まれています。また、ソースコードとアプリケーションのコンパイル、デバッグにはNECエレクトロニクス製コンパイラ、デバッガを利用することも可能です。パッチ及び対応ツールは下記のダウンロードサイト(シマフジ電機株式会社)から入手できます。

http://www.shimafuji.co.jp/downroad/utkernel/explan.html
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24時間に1回発生する不具合を捉える
横河ディジタルコンピュータの「TRQer(トラッカー)」
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急速なソフトウェアの大規模化により、評価コストの70%をテスト工程に費やしていると言われており、開発現場では即効性があり、テスト工程短縮に効果のあるツール導入が課題となっています。横河ディジタルコンピュータの「TRQer」は再現性の乏しい不具合を解決するために必要な開発ツールとは?をテーマに、静的解析と動的解析技術を融合した新たな品質性能測定ツールです。TRQerは静的解析技術を用いて、計測対象のプログラムから関数の入口、出口、引数、戻り値などを抽出し長時間記録をします。その全ての記録データに記録開始から絶対時間情報を持っており、不具合が発生した時刻を指定することで、不具合発生時のプログラムの挙動を捉える事が可能となるツールです。

http://www.yokogawa-digital.com/TRQer/
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