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秋 草 直 之
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今年度の会長を務めさせて戴くことになりましたので、一言ご挨拶を申し上げます
最初に、前会長の株式会社東芝の西田厚聰社長におかれましては、1年間にわたり当協会の活動にあたられ、心より御礼申し上げます。
またトロン協会は、1988年に設立され、2008年3月に満20年を迎えます。
このような長きにわたり、多くの皆さまのご支援を頂戴しましたことを改めて御礼申し上げます。
先ほどご承認戴いた平成19年度事業計画に基づき、今年度、本協会が重点を置く活動としては、ITRON仕様およびT-Kernelの機能拡充、と共にリアルタイムOSの技術者育成があります。
ITRONについては、昨年度の本協会の調査によれば、組込みシステム用のOSとしてトップシェアを占めており、今後も家電や自動車の高度化と共にITRONやT-Kernelの規格の標準化を進化させていくことが産業界の発展のために必要なことだと考えております
また組込みソフトウェア技術者の育成は、業界として喫緊の課題であり、息の長い活動となりますが、次代を担う優秀なエンジニアを育成することに、経済産業省さまのご指導も戴きながら、本協会として貢献していきたいと思います。
最近、政府やマスコミなどでイノベーションに関する議論が盛んです。代表的なものが先週、最終報告をまとめた内閣府の「イノベーション25」であり、この中では活力ある日本とするために、科学技術や人材に関する取組みを強化すべきと謳っておりますが、目標年次は2025年とのことで15年、20年先の話であります。
翻ってみますとトロン協会が20周年を迎えるということは、設立当時の構想がようやく現実のものとなる段階になった、と言えるのかもしれません。トロン協会の活動が、現在議論されているイノベーションの先鞭となりますよう、着実な取り組みを進めていきたいと思いますので、坂村先生には引き続きご指導を戴き、また皆さま宜しくご協力の程お願い申し上げます。
簡単ではございますが、会員皆さまの益々のご発展を祈念致しまして、会長就任の挨拶とさせて戴きます。ありがとうございました。